ドメインの選び方と注意点
ホームページのURLやメールアドレスに使用するドメインは、自社の「顔」ともいえる大切なものです。ドメインを新たに取得する場合は、任意の文字列と「.com「や「.co.jp」といったトップレベルドメイン※1(以下、TLD)と呼ばれる文字列とを組み合わせます。
任意の文字列といっても、既に他者が使用中のドメインは取得することができません。たとえば「社名がコンパスだから前半の文字列は『compass』で」という希望があっても、既に存在する「compass.com」や「compass.co.jp」は取得不可能です。
一方、TLDの方は数100種類もありますので、「前半が『compass』なら後半は何でも良い」という希望なら実現可能に思えます。ただ、現在のTLDはまさに玉石混交で、中にはとても推奨できないものもありますので、注意が必要です。特に、無料や格安のTLDの中には迷惑メールやスパムサイトに利用されているものがあり、行政機関や県警、通販サイトなどが具体的にTLDを指摘して注意喚起を行っています※2。
反対に、良質なTLDとしては、一定の条件を満たす企業や団体のみが取得できるものが挙げられます。まずは日本国内に所在することが条件となる「.jp」、中でも「属性型jp」と呼ばれる「.co.jp」や「.or.jp」は、それぞれ登記済みの企業である事、法人組織である事が条件となっているため信頼性が高く、コンパスでも、今末永く利用するドメインとして推奨しています。
- ※1 「.co.jp」の場合、トップレベルドメインは「.jp」、「.co」は第2レベルドメインとなります。
- ※2 消費者庁、北海道警察、群馬県警察、埼玉県警察、楽天市場など(2021年6月現在)