ホームページへの不正アクセスに関する注意喚起と予防策
下のグラフは、過去10年間のホームページの改ざん件数とマルウェアサイトの件数の推移です。10年前から一時減少していますが、近年は増加傾向にあります。
弊社では、ホームページのバックアップやCMSのアップデート、ホームページの監視などをパッケージにしたサービス『Web安心サポート®』を提供し、こうした改ざん被害の予防に務めています。しかし、不正アクセスを行うクラッカー側も次々と新しい技術を開発し、その行為はますます巧妙化していますので、弊社でも被害を完全に予防できるとは申し上げられません。
ホームページを管理するご担当者の方々には、このようなホームページへの不正アクセスの現状の把握と併せて、下記のような被害に対する予防の実施をお勧めいたします。
- Wordpress用のプラグインまたはテーマをインストールする場合は、それぞれの最終更新日、アップデートの頻度、導入数などを確認し、信頼の置けるプログラムかどうか判断した上で行ってください。
- 自社でCMSを管理している場合は、必ずCMSの本体プログラム、テーマ、プラグインのアップデートを行ってください。また、万一被害に遭った時に備えて定期的にホームページのバックアップデータを作成してください。
- 自社でWebサーバを管理している場合は、古いデータ、特に古いプログラムがWebサーバ上に残っていないかを確認の上、不要なデータを削除してください。
出展: 独立行政法人情報処理推進機構『情報セキュリティ白書2022』(2022年7月)、『JPCERT/CC インシデント報告対応レポート』(2013年~2022年)